第8回:減価償却費について ⑵

こんにちは!明楽元です!

 

第7回の減価償却費⑴の復習ですが、減価償却費は、

物件の取得価格×償却率で計算されます!

 

今回は明楽元の横浜物件の減価償却費を計算します✏️

 

1. 建物価格

物件の売買契約書に物件価格+内消費税の合計額が記載されていました!

(物件: 1,600万円、消費税: 819,674円)

819,674÷8% = 10,245,925 (建物価格/税抜)

10,245,925+819,674 = 11,065,599 (建物価格/税込)

上記計算で建物価格を算出しました🏢!

 

尚、新築物件の場合は建物躯体と建物設備の価格が夫々記載されているはずです。それらは耐用年数が異なる為、別々に減価償却費を出しますのでご注意を⚠️

 

 

2. 減価償却費の計算方法

減価償却費の計算方法には、定額法定率法がありますが、建物躯体と建物設備は定額法を用いることと定められています。定額法とは減価償却の対象となる金額を耐用年数にわたって、毎年同じ金額を配分していく方法です。ですので、1年目から最後の年まで減価償却額は変わりません😊

 

 

3. 耐用年数

新築物件の耐用年数

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中古物件の耐用年数 

・法定耐用年数を経過していない場合

建物の法定耐用年数 - (経過年数 × 0.8) = 残存耐用年数

経過年数は端数切上、残存耐用年数は端数切下で計算

 

・法定耐用年数を経過している場合

建物の法定耐用年数 × 0.2 = 残存耐用年数

 

明楽元の横浜の物件は築19年ですので、

47年 - (19年 × 0.8) = 31.8年 = 31年となります!

 

4. 償却率表

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物件価格、耐用年数から、当該物件の減価償却費は、

・11,065,599 × 0.033 = 365,165円となります!!

 

一度分かれば減価償却費の計算も簡単ですね😉

 

それでは✋

 

明楽元